JFVSSのプログラムにてCSUのレジデント研修を終え、専門医として帰国する奨学生が日本で勤務するにあたり、より公平かつJFVSSの趣旨に合致する勤務先を選択するために就職先を公募制とします。なお、候補者は2022年6月に米国獣医内科学専門医試験を受験予定で、同年9月頃からの日本国内での勤務開始を予定しています。
2006年 鹿児島大学卒業
2008年 東京大学動物医療センター・内科系診療科研修医修了
2009年 東京大学獣医内科学研究室教務補佐員、第一種放射線取扱主任者
2017年 東京大学動物医療センター第二内科特任助教、東京大学獣医学博士
2018年 コロラド州立大学毒性学修士
2022年 コロラド州立大学臨床科学修士修了予定
2022年 米国獣医内科学(小動物)レジデント修了予定
※詳細な経歴については申請後に開示いたします。
応募可能な申請者は日本国内において、小動物診療を行う施設の採用権限を持つものであり、かつ以下の条件を満たすものとします。
申請期限 2月4日(金)
※告知のタイミングにより、期限を延長いたしました。
JFVSS事務局および候補者(JFVSS第3期生)にて応募条件を満たしているかを確認後、候補者にて施設の選定を実施します。なお、必要に応じて候補者とのオンラインミーティングや候補者による現場見学等を実施することもあります。2022年3月中に決定し、末日までに通知致します。
下記の申請書および病院施設の写真を添付の上メール(info@jfvss.jp)にて事務局に提出してください。
決定後、JFVSS及び候補者との間に契約書を締結していただきます。勤務開始(2022年9月頃、応相談)前までに協力金の支払いの完了をお願い致します。
一般社団法人 日本獣医学専門医奨学基金(JFVSS)
メールアドレス : info@jfvss.jp
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小動物臨床獣医師の守備範囲は非常に多種多様です。内科や外科全般はもちろん、歯科や眼科、整形外科や悪性腫瘍まで、様々な分野の知識と経験を持ち合わせている必要性があります。これは「一人のドクターが動物全体を診続ける」という素晴らしいコンセプトですが、高いレベルの診療を希望しておられる飼い主様のご要望に応えるためには限界があります。学問の発展に伴って、獣医療にも専門化の波が押し寄せてきており、「ホームドクター」と「専門医」が互いに協力し合いながら困難な病気に立ち向かうという考え方が少しずつ根付き始めています。
一方、国内で専門分野を学ぼうにも、現在の日本では専門医育成という課題に対応することができていません。一部の学会では専門医の養成が始まっているものの、既に数十年以上、専門医を養成するプログラムを培ってきた米国の協力があれば、より速いスピードで真の専門医を養成できることは明白です。
実は現在までに数多くの獣医師が自らの力で海外留学を試みています。ところが、それら獣医師がいかに優秀であっても、専門医教育プログラム(レジデント)に入るためには運と経済力が大きなウェイトを占めています。つまり、優秀かつ志の高い獣医師が途中で帰国を強いられたり、あるいは留学を夢見ながら渡米することすらできない獣医師も少なくありません。また、自らの力で米国の専門医資格を獲得した優秀な日本人の多くは帰国せずに米国内の大学や専門病院に就職してしまうという現実を直視する必要があります。
日本獣医学専門医奨学基金の略名です。2008年11月、米国コロラド州の州知事の声がけで、「コロラド州とアジア2カ国(日本および中国)との交流を図り、相互に有益な事業を展開しよう」というプロジェクトが始まりました。その一環として、コロラド州立大学獣医学部(以下CSU)から国内の各方面に打診があり、2011年6月にJFVSSとのプロジェクトも始まりました。
CSUとJFVSSとのプロジェクトの詳細を次項以降にご説明致します。本プロジェクトでは、日本側は人材を、米国側は専門医教育プログラムを提供し、両国の将来の関係を担う人材を供に育てるということを目的としています。具体的には、CSUはレジデントプログラムにおける日本人枠を毎年1名確約し、JFVSSは人材の選考および経済的支援の管理を担います。JFVSSは、奨学生が安心してレジデントプログラムを継続できるよう様々な角度から継続して支援を行います。
また、JFVSSは2012年4月22日、一般社団法人として認可されました。
新型コロナウイルス感染症のため、第5期生の募集を現在見合わせています。
代表理事:小林 哲也
日本小動物がんセンター センター長
米国獣医内科学専門医(腫瘍学)
日本獣医生命科学大学非常勤講師
石田 卓夫
日本臨床獣医学フォーラム 会長
日本獣医がん学会 会長
日本獣医病理学専門家
井上 舞
公益財団法人 日本小動物医療センター
東京大学大学院 農学生命科学研究科
農学国際専攻 国際動物資源科学研究室 特任助教
賀川 由美子
病理組織検査ノースラボ
酪農学園大学非常勤講師
米国獣医病理学専門医
日本獣医病理学専門家
佐藤 雅彦
東京大学動物医療センター 特任准教授
米国獣医内科学専門医(小動物内科)
JFVSS 第1期生
辻本 元
東京大学大学院 農学生命科学研究科 獣医内科学教室 教授
日本獣医内科学アカデミー 会長
西村 亮平
東京大学大学院農学生命科学研究科 教授
日本小動物外科設立専門医
細井戸 大成
株式会社VR ENGINE 会長
公益社団法人 日本動物病院協会 相談役
公益社団法人 大阪市獣医師会 相談役
亘 敏広
日本大学 生物資源科学部 獣医学科
獣医内科学研究室 教授
入江 充洋
四国動物医療センター センター長
廉澤 剛
酪農学園大学獣医学群 獣医学類 伴侶動物医療学分野 教授
日本獣医麻酔外科学会 理事 会長
織間 博光
日本獣医生命科学大学 名誉教授
加藤 元
ダクタリ動物病院総合院長/創立代表
コロラド州立獣医科大学客員教授
公益社団法人日本動物病院福祉協会 創立会長
同認定医チャーターメンバー
一般財団法人J-HANBS
坂本 紘
九州動物先端医療研究所所長
鹿児島県獣医師会会長
前職:鹿児島大学獣医学科獣医外科学教授(名誉教授)
内藤 善久
岩手大学名誉教授
長谷川 篤彦
帝京大学医真菌研究センター客員教授
東京大学名誉教授
日仏獣医学会会長
藤永 徹
帝京科学大学教授
北海道大学名誉教授
獣医学博士
日本小動物外科専門医
若尾 義人
現職:ヤマザキ学園大学 動物看護学部 学部長
前職の所属:麻布大学 名誉教授
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一般社団法人 日本獣医学専門医奨学基金(JFVSS)
公益財団法人 日本小動物医療センター附属 日本小動物がんセンター内
〒359-0023 埼玉県所沢市東所沢和田1-10-4
メールアドレス:info@jfvss.jp ファックス:04-2946-7329
ウェブサイト:http://www.jfvss.jp あるいは http://www.cvmbs.colostate.edu/ns/
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